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【2023年版】GCE(GCPのCompute Engine)でWindows環境を構築 & リモートデスクトップ接続!

Google CloudのCompute EngineでWindowsVMを構築し、リモートデスクトップWindows環境に接続する方法を紹介します。(2023年8月版)

手順

  1. Google Compute Engineを有効化
  2. VMインスタンス作成
  3. VMアカウント作成
  4. インスタンスへの接続

あるあるですが、インスタンスの稼働時間によって料金が発生するので、起動しっぱなしには注意です。
また、最低限必要な設定項目について説明しているので、他設定項目についてはお好みで設定してください。

1. Google Compute Engineを有効化

GCP(Google Cloud Platformr)の登録がまだの場合はこちらから登録。

VMインスタンスのページを開く。

Cloud Computing APIが有効になっていない場合は以下の画面に遷移するので、「有効にする」を押下

腹をくくって「課金を有効にする」を押下

インスタンス起動しない限り課金はされないので、この時点ではまだ無料です。ご安心ください。

「有効化」を押下

「続行」を押下

これでめでたくCompute Engineが使えるようになりました

2. VMインスタンス作成

インスタンスを作成」を押下

インスタンス名、リージョン、ゾーンを入力

※できるだけ無料でVMを使いたい!という方は、リージョンや後述のマシンタイプなどについて、(2023年版) GCP無料枠 ホントに課金されない?の検証を参考にしてください。

マシンタイプをお好みの物を選択、「詳細設定」を押下して可用性ポリシーを開いておく。

VMプロビジョニングモデルを「スポット」、VMの制限時間を設定するをチェックオンする。
制限時間の種類、時間を入力の部分に、お好みの内容を入力する。(今回は1時間)

ここで入力した内容に応じて、自動的にVMインスタンスが停止されます。
VMインスタンス立ち上げっぱなしで構わない場合は、VMプロビジョニングモデルが「標準」でよいかと。
※個人的にはここちょう大事な設定です。設定しておかないと起動しっぱなしで想定外の出費になることも。

ブートディスク > 変更を押下して、OSやバージョン等を選び「選択」を押下。
今回はWindows環境なので、以下を選択。

  • OS:Windows Server
  • バージョン:Windows Server 2022 Datacenter(最新のバージョン。一番古いものでも月$3程度しか変わらないです)

HTTPトラフィックを許可するをチェックオンして、「作成」を押下。

これでめでたくVMインスタンスの作成が完了しました。

3. VMアカウント作成

VMに新しいユーザを作成、PWを設定します。

「接続」列のRDP横の▼を押下して、「Windowsパスワードを設定」を押下。

新規作成するユーザIDを入力して「設定」を押下。
なお、既に存在するユーザIDを入力すると、入力したユーザのPWを再設定できます。

パスワードが表示されるので、メモ帳か何かに控えてください。
※この画面を閉じると二度とPWは表示されないです。PWを忘れた場合は再々設定してください。

4. インスタンスへの接続

今回はリモートデスクトップ(RDP)を使用して接続します。

リモートデスクトップを起動する。

Compute Engineの外部IPに表示されているIPを、リモートデスクトップの「コンピュータ」に入力して「接続」を押下。

資格情報に、先ほど作成したユーザID、PWを入力して「OK」を押下。

無事VMWindowsに接続できました。
あとは使いながらお好みの性能などにチューニングしていってください。

Appendix. IPの静的化

このままだと、インスタンスを起動するたびにIPが変わってしまうため、動的IPを静的にします。
こちらのURLをクリックすると、IPアドレスというページに飛びます。
こちらに先程作成したプロジェクトのIPアドレスが表示されるので、右端にスクロールして「静的IPアドレスに昇格」を押下。

任意の名前を入力して「予約」を押下。